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千曲川だより

 掲載日 2010/04/07

 

 

「篠ノ井上流築堤事業」に必要な用地の取得を進めています

 


 長野市篠ノ井地区(松代大橋から篠ノ井橋までの間)の堤防は、完成堤防と比べると規模が小さい弱小堤防であり、洪水時の危険性が高いことが懸念されています。
 このため、現在の堤防を嵩上げし、完成堤防とする築堤事業を行い治水安全度の向上図ります。

 事業着手のためには、適正な用地補償内容の合意及び補償契約による用地の確保が必要なことから、昨年の夏以降千曲川河川事務所では、土地所有者等の団体として東・西横田地区の地権者会の設立や、11月以降用地補償に関する主な基本事項については、両地区地権者会から選任された「交渉委員」の方々を窓口とさせて頂き協議を進めてまいりました。

用地説明会(篠ノ井東横田公民館)
H21.11.30 第1回交渉委員協議(篠ノ井東横田公民館)

 本事業に必要な用地の取得につきましては、権利者の総数も多く、権利関係も輻輳してる箇所も存在することから、長期間に渡ることも懸念されていましたが、補償に関する土地の標準取得価格や立木補償の方法など基本的事項について、地元の皆さまのご理解とご協力を頂いたお陰をもちまして、極めて短期間にも拘わらず、交渉委員の方々と3回に渡る協議を経た後、2月9日に地権全体説明会にて合意に至りました。
 この合意を踏まえて、各土地所有者の方々とは、2月14日の用地補償の個別相談会を施したうえで、2月19日及び2月21日に補償契約の説明を実施し、現在、個別に用地提供のための補償契約をお願いし、立木の伐採及び土地の引渡を受けています。

H22.1.20 第3回交渉委員協議
(篠ノ井東横田公民館)
H22.2.9 用地補償基本的事項に合意
(篠ノ井東横田公民館)
H22.2.19 契約説明会と調印(篠ノ井西横田公民館)

 篠ノ井築堤は、既に下流部2,150mが完成し、平成22年3月までに中流部1,400mの築堤が完成しました。
 この「篠ノ井上流築堤」事業が完了すると、一連区間の弱小堤防が解消され治水安全度大幅に向上します。
 当事務所といたしましては、早期に事業効果を発揮させられるよう、用地の引き渡を受けました一連の区間から着工し、上流部1,300m区間を平成22年度完成させます。
 用地をご提供頂いた土地所有者や耕作者の方々及び地権者会役員の各位に対しましては、この場をお借りして改めて御礼申し上げますとともに、今後とも築堤事業にご理解とご力をお願いいたします。

立木伐採後引き渡しを受けた築堤工事用地(網掛けは用地取得の範囲)
横田地区から下流を望む 岩野橋より上流方向を望む

篠ノ井築堤事業用地の概要
取得面積 11,000u(うち果樹園約7,500u)
土地所有者数 約70名

 

 

 

 

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