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千曲川だより

 

 

年末に向け工事現場の一斉安全パトロールを行いました

 

 千曲川河川事務所工事安全協議会は、年末に向け工事が急ピッチで行われることにより事故の発生の恐れが高まることから、12月18日、工事現場の一斉安全パトロールを行いました。
 安全パトロールは出張所管内毎に発注者、請負者で行っていますが、今回は工事工種の違い、施工方法の違いなど出張所管内毎の枠を超え、他出張所管内のパトロールを交換して行うことにより、普段とは違う目線で安全確認を行ったものです。
 パトロール実施箇所は、戸倉(4現場)、中野(5現場)、松本(1現場)を実施、管内毎に反省会で問題点の指摘、改善方法などを話し合いました。

パトロールでの指摘事項

 パトロールでの指摘事項については、次のようなものが出されています。
1. 手すりの単管が飛び出している。
2. 車止めをしていない車両があった。
3. 切り土法面(のりめん)の浮き石が多いので、降雨後の点検を行うこと。
4. ビティ足場の控えはとっておいた方が良い。
5. 横壁使い単管は、直交対直交のクランプを使用した方が良い。
6. 労災関係成立の表示が一部ないものがあった。
7. クレーン仕様のバックホーのクレーン仕様スイッチが入っていなかった。
8. 休憩場ストーブ脇に灯油缶が置いてあった。
9.足場の緊結があまい箇所があった。
10.迂回路の夜間視線誘導がきちんとできているか、夜間に確認しておくこと。
11.工事現場境界の単管バリケード、カラーコーン、コーンバー、夜間点滅灯による立入禁止措置が不十分で危険な場所がある。
12.場内ダンプ走路は分かりやすく明示しておくこと。
13.現場内が雑然としている。安全通路、車両通路、資材置き場を仕切り明示しておくこと。整理整頓を行うこと。
14.吹き流しは、クレーン操作者から見える位置に設置するべきである。
15.KY(危険予知)活動を徹底すること。
16.作業員一人で鉄筋作業を行っていた。事故発生時の対応ができないので一人作業は避けること。
17.路肩明示がなされていないところがある。法肩(のりかた)より50cm位の位置に明示した方が良い。



 また、評価できる良好な事例も出されました。
1. 分電盤のアースがきちんととられていた。
2. 養生シートがネットで押さえてあり良い。
3. 現場がきれいに整理整頓されていた。
4. 作業中止基準が明示され良好であった。
5. 工事目的が地域住民に分かりやすく描いてありとても良かった。


 年末に向け、区切りの良い箇所まで終わらせようと工事を急いでしまいます。そこに省略行動(近道しよう! 大丈夫だろう!)につながり、事故をおこしやすくなります。
 参加者からの具体的な指摘に対し、早急に対策を行うとの指摘現場の代理人から発言があり、年末の事故防止に向けあらためて安全施工の認識一致を図ることができました。

 

 

 

 

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