官民一体で建設労働災害撲滅を誓う
（平成20年度千曲川河川事務所建設労働災害防止大会を開催）
建設工事の安全衛生管理体制の整備及び労働災害防止対策の具体的活動の定着を図り、北陸地方整備局内における現場での安全を確保することを目的に、毎年9月第4週の月曜日〜日曜日まで、「建設労働災害防止週間」が行われています。この活動の一環として、発注者・受注者あわせて81名が一同に会し、労働災害撲滅を図ることを目的に大会を行いました。
大会には、工事、測量、作業等の請負者、発注者、協議会役員など81名が参加しました。
また、当日の午前中の各地区協議会が行った工事安全パトロール結果の報告も行われました。
今年度、国土交通省では、重点対策として、直轄工事を対象に｢発注者が実施する対策｣を主体とした建設工事事故防止重点対策を行っていますが、その内容についての説明も行われました。
北陸地方整備局では、建設工事における労働災害の防止に向けて、請負者による自主的な安全衛生管理体制の整備と現場での安全対策の取り組みに対して、その安全管理が特に優秀であって他の模範となる請負者を｢安全管理優良請負者｣として表彰しています。
今年度は、9月24日に表彰式があり、北陸地方整備局全体で31社が表彰され、千曲川河川事務所管内では、藤森建設工業株式会社、株式会社傳刀組の2社が表彰を受けられましたので、建設労働災害防止大会で紹介されました。 安全管理優良請負者表彰の紹介
大会に先立ち、今年度の安全スローガンの募集があり、18社、29名から66編の応募がありました。
その中から優秀スローガンが2編選ばれ、表彰者からスローガンを提案していただき、全員で採択しました。
続いて、現場代理人の川中島建設(株)宮脇和也氏が安全宣言を提案、満場一致で採択されました。
また、請負者代表として、（株）鹿熊組の甲田義信氏から、「建設業の三大災害の防止に全力で取り組み、無事故で完成を目指す。」との、 安全宣言を提案する宮脇和也氏
力強い決意表明が行われました。
大会には、工事、測量、作業等の請負者、発注者、協議会役員など81名が参加しました。
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| 挨拶する安達工事安全対策協議会会長 | 大会に参加されたみなさん |
【建設労働災害防止大会の内容】
大会では、安達協議会長の挨拶の後、平成20年8月までの北陸地方整備局工事事故発生状況について、石川副会長が、「昨年より22件も多く発生しており過去5ヶ年で最多となっていること、曜日別での発生状況は週初めの月曜日に多く、時間帯では9時から11時台に事故が多く発生している。」など、今後の安全管理に参考となる報告を行いました。また、当日の午前中の各地区協議会が行った工事安全パトロール結果の報告も行われました。
今年度、国土交通省では、重点対策として、直轄工事を対象に｢発注者が実施する対策｣を主体とした建設工事事故防止重点対策を行っていますが、その内容についての説明も行われました。
【安全管理優良請負者の紹介】
北陸地方整備局では、建設工事における労働災害の防止に向けて、請負者による自主的な安全衛生管理体制の整備と現場での安全対策の取り組みに対して、その安全管理が特に優秀であって他の模範となる請負者を｢安全管理優良請負者｣として表彰しています。今年度は、9月24日に表彰式があり、北陸地方整備局全体で31社が表彰され、千曲川河川事務所管内では、藤森建設工業株式会社、株式会社傳刀組の2社が表彰を受けられましたので、建設労働災害防止大会で紹介されました。 安全管理優良請負者表彰の紹介
【安全スローガン・安全宣言採択】
大会に先立ち、今年度の安全スローガンの募集があり、18社、29名から66編の応募がありました。その中から優秀スローガンが2編選ばれ、表彰者からスローガンを提案していただき、全員で採択しました。
続いて、現場代理人の川中島建設(株)宮脇和也氏が安全宣言を提案、満場一致で採択されました。
また、請負者代表として、（株）鹿熊組の甲田義信氏から、「建設業の三大災害の防止に全力で取り組み、無事故で完成を目指す。」との、 安全宣言を提案する宮脇和也氏
力強い決意表明が行われました。
| 安 全 宣 言 千曲川河川事務所発注工事等の労働災害防止については、日頃より、千曲川河川事務所工事安全対策協議会として、安全講習会や定期的な安全パトロール等を通じて、その根絶に鋭意取り組んでいるところである。 今日、建設業界は、公共事業の削減等による競争の激化及び自然環境の保全等から極めて厳しい経営状況に直面しており、工事現場では、一層の生産性向上が求められている。 熟練労働者の不足及び高齢化、機械化施工の進展により工事現場での作業員と機械の混在など、労働災害発生の危険性は従来にも増して高まっており、僅かな気の緩みも絶対に許されない状況下にある。 建設業を取り巻く環境がどのように厳しくなろうとも、我が国の社会基盤整備に重要な役割を果たす建設業の健全な発展は必要不可欠であり、建設労働災害の撲滅は最も重要な課題である。 このような状況のもと、無事故、無災害を実現するために、安全施設の設置だけに頼ることなく、日々、作業員一人一人に安全意識の高揚をうながし、併せて心身ともに健康で、安心して働ける快適な職場環境づくりを行うなど、工事現場の特性に応じた、きめ細かな安全対策に取り組むことが必要である。 私達、千曲川河川事務所工事安全対策協議会は、本大会を契機として、新たな決意のもと、なお一層の現場の安全管理に努力し、官民一体で建設労働災害の撲滅に取り組むことを宣言する。 平成20年9月26日 平成20年度 千曲川河川事務所工事安全対策協議会 建設労働災害防止大会 |
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| ●危険の前兆見のがすな！ 毎日現場は変化する 日々の点検あなたの職務 （株）北條組 望月彰則氏 |
●｢危ないぞ！｣怒る勇気が事故防止 みんなで目指そうゼロ災害 中信建設（株） 海沼隆一氏 |
【講演「建設業における労働災害の発生状況とその防止について」】
長野労働基準監督署安全衛生課厚生労働技官武藤泰典氏を迎え、「建設業における労働災害の発生状況とその防止について」と題して講演をしていただきました。武藤氏からは、全国及び長野労働基準監督署管内での建設業における労働災害状況や河川工事における災害事例、第59回全国労働衛生週間、建設業における労働衛生、長野地域産業保健センターなど、労働災害対策について講演をしていただきます。
講演する長野労働基準監督署武藤泰典氏
【これからが河川工事の本番、事故ゼロに向けて】
非出水期に行われる河川工事はこれから本格化します。千曲川河川事務所では、ゼロ災害で工事が完成するよう、請負者のみなさんと協力し事業を進めてゆきます。よろしくお願いします。
