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千曲川だより 

 

 

特定外来生物「オオカワヂシャ」とは?

 

 初夏の河川敷では、季節の植物が花を咲かせ、訪れる河川の利用者や、釣人の目を楽しませてくれていますが、よく観察してみると、あまり見かけない植物が、いつのまにか繁茂していることに気がつきます。
 もともと日本には分布していなかった生物を外来種と呼び、その場所に従来からあった生物の生態系を変えてしまう程の影響力を持つ代表的な植物としては、北アメリカを原産地とする「アレチウリ」などはよく知られています。
 しかし「オオカワヂシャ」については、あまり認知されていないこともあり、見過ごされてしまいそうな植物ですが、これとよく似た植物で、長野県準絶滅危惧種に指定されている在来種「カワヂシャ」への影響が心配されています。
 このため、長野県環境部が事務局となり、6月18日(水)上田市常盤城の古舟橋下流で、近隣市町村の関係者や、千曲川河川事務所からは2名が参加して「特定外来生物(オオカワヂシャ)駆除研修会」が開催されました。
オオカワヂシャ(丈が高く、花は紫色が強い) カワヂシャ(花が白色で小さく、葉に鋸歯がある)

 オオカワヂシャとカワヂシャの違いは、花の色がオオカワヂシャは淡い紫色をしているのに対し、カワヂシャは白色か紫白色であることや、葉の色・形状などで見分けることができますが、オオカワヂシャは、丈が高いことも特徴としてあげられます。

 長野県環境保全研究所の大塚自然環境部長から説明を受け、約40名で千曲川の水際に繁茂するオオカワヂシャの抜き取り作業を開始しましたが、在来種のカワヂシャと同じ位置に群生していることもあり、選別しながらの駆除となるため、参加者は慎重な面持ちで、丁寧に抜き取り作業を行っていました。 
外来種と在来種の違いを説明 川の中は滑りやすく作業は大変です
  
 特定外来生物については、平成17年に施行された「外来生物法」により、その取り扱いが詳細に決められており、今後も河川本来の生態系を守るため、駆除と拡散の防止などに努めていくこととしています。
抜き取られたオオカワヂシャ 千曲川河川敷本来の姿に戻りました

 

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