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千曲川だより

           シンポジウム          

     「水害に強く、より魅力ある地域へ」を開催   

 

約350名が参加し、これからの千曲川を活かした
                地域づくりについて考えてみました

 

 平成19年11月17日、「水害に強く、より魅力ある地域へ」と題して飯山市公民館でシンポジウムを開催しました。飯山市内外から約350名の参加があり、昭和57,58年水害から四半世紀が経過。当時の水害を伝承することにより、これからの防災・減災に役立てるとともに、ふだんの千曲川や地域の宝を活用した魅力ある街づくり・地域づくりをテーマにパネルディスカッションなどを行いました。

満員となったシンポジウム会場
 
○基調講演:テーマ「防災とコミュニティ」
  富士常葉大学教授 重川 希志依氏が「防災とコミュニティ」と題して基調講演を行いました。講演では平成16年10月に起きた新潟中越地震において当時被災した高校生の作文から、災害発生時に乗り越えるべき課題について、災害時の実態、地震被害によって何を学んだか、震災後の復興に向けてどのように取り組んでいるかなどを紹介されました。

○ミニ防災塾:テーマ「かつて飯山に大きな水害がありました」
  ミニ防災塾では、重川氏と飯山市立常盤小学校と木島平小学校の児童が昭和57年、58年水害について学んだことについてそれぞれ発表を行いました。発表では当時の浸水状況について、祖母や両親などの話や当時の水位データ、学校に残る当時の洪水写真などの資料をとりまとめ、水害について学んだことを発表しました。この発表を通じて重川氏からは、水害の恐ろしさや水害に対しての心構えなど分かりやすく解説をしていただきました。
重川 希志依氏による基調講演 小学生によるミニ防災塾の様子

○シンポジウム:「水害に強く、より魅力ある地域へ」
   パネリスト:木村 宏氏((財)飯山市振興公社 なべくら高原・森の家支配)
          小長谷 悠紀氏(長野大学 環境ツーリズム学部 准教授)
          吉越 祐一氏(前飯山市消防団分団長)
          松原 誠(千曲川河川事務所長)
   コーディネーター:矢島 正幸氏(信濃毎日新聞社論説委員)
  パネルディスカッションでは昭和57,58年水害を振り返り、水害に対して強い町、魅力ある街づくりに関してディスカッションを行いました。ディスカッションでは、昭和57、58年水害から学んだ教訓や堤防整備、河川情報の提供など今日の水害に対して取り組み状況などが紹介され、水害から被災を最小限にとどめるためには、「地域コミュニケーションの向上や避難に関する有効な情報提供等が重要ではないか。」とパネラーから意見が出されました。
 また、これからの地域づくりではパネラーから、「普段見る飯山市から、少し視点を変えることにより、あらたな飯山市の風景や地域文化などの新しい魅力が発見できるのではないか。」「地域の魅力をうまく発信していけたらいいのではないか。」など、これからの地域づくりについて活発な議論がありました。
  千曲川河川事務所では今回のシンポジウムを通じて、一層、流域の防災と減災に努力すると共に、地域の“宝”である千曲川をもっと魅力ある川とするため、飯山市と連携し取り組んでいきたいと考えています。 

 

パネラーによるディスカッション パネル展で当時の水害の様子を知る

 

 

 

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