小学生の部

銅賞作品 「高瀬川つれた魚は十二ひき」 細澤 明好 池田町立会染小学校

 ぼくは、魚つりに行きました。さおを出して、えさをさがしました。えさは、ヒラタカゲロウでした。ヒラタカゲロウは、流れのある石の下にいました。自分から、ぼくの手にのってくるのもいました。主な色は茶色で、五ミリくらいで足がいっぱいありました。
 えさを、お父さんにつけてもらいました。
お父さんが
「二ひきで十分だ。」
と言いました。お父さんが、
「いーよー。」
と言ってつりばりをはなしました。
 ぼくは、どんどん川の流れにそってつり糸を下流の方に流していきました。そしたら、びくっときました。ぼくは、さっとさおを上げました。それは五センチくらいのウグイでした。ウグイはピチピチしていました。上あごにささっていたので、ぼくは自分でつりばりをはずしました。
 今度は、その場から下に下り、つり糸をたらしました。そしたら、石にひっかかったように見えました。お父さんが、上流の方から引っぱってくれたのでとれました。そこには、九センチくらいのウグイがかかっていました。
 またやりました。何回も石にひっかかりました。スムーズに流れた時、少しでっかそうな当たりがきました。つりざおを上げると、六センチくらいのオイカワでした。むらさきっぽい色をしててきれいでした。お父さんも
「きれいだね。」
と言いました。
 次にぼくは、大ものねらいでいきました。下流の方へとつり糸を流していくと、つりざおにブルブルとはげしい当たりがきました。さおがすごくひかれました。ぼくは、
「でかい。」
と言いました。ぼくはふんばって思いっきりさおを引きました。見てみたら、十五センチくらいのウグイでした。おびれとむなびれが少し赤くなっていました。ぼくはヤッターと思いました。
 つりをしてたら、となりのにれいさんが来ました。お父さんが、
「いいとこ見せなきゃ。」
と言いました。そしたら何回もやってもだめでした。お父さんが
「もうちょっと下。」
と言いました。ぼくは、もうちょっと下流の方へ下りました。そして、ぼくが糸をたらしました。ググイと当たりがきました。ぼくはさおを引きました。そしたら、ウグイがかかっていました。
にれいさんが
「すごいね。」
と言いました。ぼくは、いいところを見せられてよかったなあと思いました。
 にれいさんが帰った後、ぼくたちは少しつりをやって帰りました。
 家に帰って魚をからあげにして食べました。お母さんが二どあげをしました。三びき生きていたので池にはなしました。にれいさんに四ひきのからあげをあげました。ぼくは、一番でかいウグイを食べました。ふわっとしてておいしかったです。
 つりの好きなお父さんにつり糸の流し方を教えてもらって、たくさん魚がつれました。ぼくは、いいお父さんがいてよかったです。  

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