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平成29年度
千曲川河川事務所建設労働災害防止大会を開催!!

北陸地方整備局では、毎年9月の第4週を「建設労働災害防止週間」と定め、建設工事における労働災害防止に向けての活動や啓発等を行い、より一層の安全衛生水準の向上に努めています。
千曲川河川事務所では、9月28日(木)に「建設労働災害防止週間」の活動の一環として、工事現場等での安全確保を目的に、建設労働災害防止大会を開催しました。
大会には、千曲川河川事務所が発注する工事受注者と発注者で組織する工事安全対策協議会の役員・会員等の約80名が参加し、今後本格化する河川工事に向けて、官民一体となった建設労働災害の根絶に向けた意思統一を図りました。

   
挨拶する堤工事安全対策協議会会長   大会に参加されたみなさん


【大会の内容】
 堤工事安全対策協議会会長(千曲川河川事務所長)の挨拶の後、長野労働局労働基準部健康安全課産業安全専門官中野博文氏による「建設労働災害の現状と課題について」と、建設業労働災害防止協会長野県支部技能講師新保修司氏による「何故、安全管理をしなければならないのか!?」の講演が行われました。
引き続き、「平成29年(8月末)工事事故発生状況報告」、「平成29年度安全管理優良受注者の紹介」、平成28年度に完了した「ICT活用工事の事例紹介」、「安全宣言の採択」が行われました。

 
長野労働局 中野氏 建災防長野県支部 新保氏


【安全管理優良受注者の紹介】 
 北陸地方整備局では、建設工事における労働災害の防止に向けて、受注者による自主的な安全衛生管理体制の整備と現場での安全対策の取り組みに対して、その安全管理が特に優秀で他の模範となる受注者を「安全管理優良受注者」として表彰しています。
今年度は9月19日に表彰式があり、北陸地方整備局全体での平成28年度完成工事受注者325者の中から17者が選定表彰され、千曲川河川事務所推薦の株式会社鹿熊組が表彰を受けましたので、本大会でも安全管理優良受注者表彰の紹介を行いました。

安全管理優良受注者表彰を受けた株式会社鹿熊組様


【ICT活用工事の事例紹介】
 北陸地方整備局では、公共工事におけるICT土工の一層の利用促進と、民間事業者の技術力の一層の向上を図るため、今年度より新たに「ICT活用工事成績優秀企業」の認定制度を創設しました。
今年度は、平成28年度中に完成したICT活用工事のうち、特に優れた工事成績を収めた企業について、「ICT活用工事成績優秀企業」として認定し、千曲川河川事務所発注工事では、株式会社鹿熊組と株式会社北條組が認定を受けましたので、認定を受けたICT活用工事の現場代理人さんから事例紹介を行いました。
 現場代理人さんからは、ICT活用工事により、作業効率の向上、工期短縮、作業現場の安全性の向上などのメリットが紹介されました。

   
 大俣地区築堤工事 現場代理人
株式会社鹿熊組 羽入田氏
 岩井田上築堤工事 現場代理人
株式会社北條組 須加尾氏


【安全宣言採択】
 安全宣言は、松本地区協議会、松本管内維持工事現場代理人の鳥羽氏(松本土建株式会社)から提案し、会場のみなさんの拍手により安全宣言が採択され、堤会長に手渡されました。
その後、小川副会長(川中島建設株式会社代表取締役社長)の挨拶により閉会となりました。
 非出水期を迎え河川工事がこれから本格化しますが、千曲川河川事務所工事安全対策協議会は、ゼロ災害で工事が完成するよう、受発注者が連携し事業を進めて参ります。

   
 安全宣言を提案し会長へ手渡す鳥羽氏(松本土建株式会社)  
  
閉会の挨拶を行う小川副会長(川中島建設株式会社)) 


 



安 全 宣 言



千曲川河川事務所発注工事の労働災害については、日頃から、千曲川河川事務所工事安全対策協議会において、安全パトロールや安全講習会等を通じ、その根絶に鋭意取り組んでいる。
 建設産業は、東日本大震災や熊本地震などでその重要性が再認識されたように、国民生活の安全・安心や経済成長に貢献していくという役割は将来にわたっても不変である。今後も建設産業がこうした使命を果たしていく上での最大の課題は担い手の確保である。担い手確保のために取り組むべきことは、長時間労働の是正、週休2日の推進などの「働き方改革」の強力な推進と、ICTの全面的な活用の拡大はもちろん、技能労働者の技能の向上や人材・資機材の効率的な活用などの「生産性向上」を進めることが重要である。
 一方、建設業における死亡災害及び死傷災害は年々減少傾向にあるが、死亡災害については依然として業種別発生数でトップとなっている。
このような状況に対処するためには、工事を施工する建設事業者の取り組みだけでなく発注者、労働災害防止行政関係者が緊密に連携して労働災害防止に努める必要がある。無事故、無災害を実現するため、安全施設の設置充実はもちろん、心身とも健康で、安心して働ける快適な職場環境づくりを行うなど、工事現場の特性に応じた、きめ細かな安全対策に取り組むことが重要である。
 私達、千曲川河川事務所工事安全対策協議会は、本大会を契機に、新たな決意のもと、より一層、工事現場の安全管理に努め、官民一体で建設労働災害の根絶に取り組むことを宣言する。

                    平成二十九年九月二十八日
                    千曲川河川事務所工事安全対策協議会




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