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 千曲川河川事務所では、現場で活躍する技術者へのインタビューを通じ、インフラ整備への理解や関心向上のため、工事受注者と協働した広報活動に取り組みます。
 管内の各現場の技術者へ、仕事についたきっかけ、仕事のやりがい、現在担当している現場の特徴などをインタビューし発信していきます。
 第7回は、「下塩尻根固工補修その3工事」の石塚さんです。


下塩尻根固工補修その3工事

  (株)宮下組 現場代理人 石塚さん 
 休       暇  第2・第4土曜日、日曜日・祝日
 就 業  時 間  8:00 ~ 18:00


 1.この仕事についたきっかけ


 子供の頃から、建設業の父親に連れられてよく工事現場に行ってました。河川の現場では瀬替えした時、大量の魚を見てビックリした思い出もあります。また大学時代、山奥の地下発電所のスケールの大きさ、高度な技術に感銘を受けました。

 2.本工事現場の特徴・工夫点


 根固めブロック(4t)548個の製作・運搬・据付する工事でした。単純な工事でしたが、根固めブロックの製作においてコンクリート養生温度をモバイル式コンクリート養生温度管理システムを利用しコンクリートの品質向上に努めた。据付箇所には中部電力の送電線(77Kv・275Kv)があり、接触事故防止のためTVセンサー安全監視システムを設置して据付作業を安全に行った。又非常に風が強い場所のため、フィールド型風速表示警報装置を設置して強風時の作業中止を全員が確認したりして無事故で工事を完成できた。

完成 Co養生温度管理 根固ブロック  据付状況 監視システム・風速計


 3.思い出の現場・仕事


 しなの鉄道と国道18号が近接している箇所で、崖を掘削して道幅を広げて歩道を設置する工事でした。崖(軟岩・中硬岩・硬岩)に高さ30mの足場を組立、静的破砕剤を使用して人力(ブレーカ―)で掘削し、ロックボルトを打込み、コンクリート吹付と落石防止網を設置する難工事でした。16ヵ月と長い工期で、冬場は風が強く寒く過酷な作業環境でした。静的破砕剤が無数のクラックに浸透して小割りする予定が、5m3規模の塊が落ちそうになることもありました。岩盤接着を行ったり、カプセルタイプの静的破砕剤を使用するなどし、無事に完成することが出来ました。

完成 完成 足場組立 岩掘削・吹付状況

       

 4.建設技術者を目指す学生に一言


 私の目標は、仲間と切磋たくまし技術・技能をみがき施主に信頼され、社会にも感謝されるような技術者になることです。現在技術の進歩はめざましく、特に『i-Construction』3Dマシンコントロールの情報化施工、3次元モデルを使って設計・施工を行うCIM、ドローン、ロボットを開発して技術の向上を目指しています。建設業は、大自然の驚異に接しながら働いているので、難しいことが多く簡単ではないけれど、工事を完成させた達成感は大きく、魅力ある誇れる仕事です。


 

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