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 千曲川河川事務所では、現場で活躍する技術者へのインタビューを通じ、インフラ整備への理解や関心向上のため、工事受注者と協働した広報活動に取り組みます。
 管内の各現場の技術者へ、仕事についたきっかけ、仕事のやりがい、現在担当している現場の特徴などをインタビューし発信していきます。
 第5回は、「千曲川長野管内維持工事」の宮脇さんです。


【千曲川長野管内維持工事】

  川中島建設(株) 現場代理人 宮脇さん 
 休       暇  第1・第2・第4土曜日、日曜日・祝日
 就 業  時 間  8:20 ~ 17:00


 1.この仕事についたきっかけ


 地元長野で就職先を探しておりました。自分の作った物が地域住民の方々の役に立ち、何十年先も残る土木工事業に魅力を感じ、この仕事を選びました。

 2.本工事現場の特徴・工夫点

 本工事は、千曲川の村山橋から篠ノ井橋の約18km及び犀川の落合橋から両郡橋までの約10kmの河川維持工事です。主な工事内容は、堤防の除草作業、堤防の維持管理作業、出水時・地震時の河川巡視業務、災害対策機械(排水ポンプ車、照明車)の出動業務です。除草作業では堤防に亀裂、陥没、動物の巣穴などの異常が無いか確認を行い、作業を進めます。また、異常が発見された場合には、速やかに補修を行うことで、河川増水時の災害を未然に防ぐことに繋がります。除草する期間は6月から9月の盛夏の時期となります。このため熱中症対策として各作業箇所ごとにWBGT値を測定し、適切な指示を行っております。また、日々作業箇所が移動するため、可搬式の安全掲示板を用意して、軽トラックに簡単に装着出来る様に工夫しています。

【WBGT測定状況】 【WBGT測定器】  【可搬式安全掲示板】
   

 3.思い出の現場・仕事


 今から8年前に千曲川右岸の村山橋上流で施工した中島築堤護岸工事です。施工箇所は兼用道路と果樹園の間に位置し工事規模も大きく、工種も盛土工、矢板工、法覆護岸工、植生工、排水工、置換工などと多種にわたっていました。隣接工事も発注されており、限られた進入路を効率よく利用するための工程管理に苦労しました。また、盛土作業中はゲリラ豪雨に度々見舞われ、盛土材が水に弱い土質であったために、その都度、盛土法面が洗い流されて苦労しました。そんな苦労を経験したからこそ、現在でもこの仕事を続けていられるのかもしれません。


【着手前】 【完成】  【鋼矢板完成】 【法覆護岸完了】 
   
 4.建設技術者を目指す学生に一言


 世の中には様々な仕事がありますが、建設業は社会基盤を支える土台として重要な役割を果たしています。苦労することが多いのも事実ですが、それはどの仕事においても同じです。そして何より、何十年先も自分が作った物が残り、自慢できるのがこの業界です。物づくりに興味のある方は、是非一緒に仕事をしませんか。


 

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