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 千曲川河川事務所では、現場で活躍する技術者へのインタビューを通じ、インフラ整備への理解や関心向上のため、工事受注者と協働した広報活動に取り組みます。
 管内の各現場の技術者へ、仕事についたきっかけ、仕事のやりがい、現在担当している現場の特徴などをインタビューし発信していきます。

 第2回は、「管内護岸設計等業務」の稲越さんです。


【 管内護岸設計等業務 】

  (株)アンド- 担当技術者 稲越さん 
 休       暇  土曜日、日曜日・祝祭日
 就 業  時 間  8:30 ~ 17:30


 1.この仕事についたきっかけ


 中学校に進学する際に実家で新築に入居することになりました。引っ越しの前、新居の設計図面を何度か見る機会があり、実際に家が建ったときに図面と同じものが人の手でつくられる感動を覚えました。中学生の頃から設計に携わる仕事が夢になり、いつか自分も設計したもので人の笑顔をつくる人間になりたいと思い、今の職に就きました。

 2アピールポイントを教えて下さい


 現地調査から設計成果納品まで一貫して業務に携わることができ、入社して早い段階から業務全体の流れを学ぶことができます。また各業務における現地条件や設計条件等の特性を捉え、社内レビューを通じて上司、先輩、後輩問わず自由に意見を出し合える社内環境に居心地の良さを感じています。
 最近はUAVや地上レーザーによる測量を取り込み、設計段階でも3次元的に表現しようとする試みを行っています。3次元設計の導入により利用者目線に近い視点で設計内容を評価することで、より効果的なインフラ整備に取り組んでいます。


 3.思い出の現場・仕事


 
河川事務所からの委託で坂路の概略設計を行いました。線形検討を行う条件として、河川内の用地に重なるように計画することが求められました。測量を行わない概略検討であり、貸与した現況図面と公図とを重ねた図面のみで計画を行わざるを得なかったため、当該用地の位置の確定に苦労しました。しかし現地踏査にて周辺状況をより詳細に確認しあらゆる方向から用地の位置を確定したため、現況坂路の利用状況や近隣施設や民家の位置関係等、多くの情報を得ることができました。その結果、基準に則った計画(ハード面)と利用形態に沿った計画(ソフト面)の両立を図ることができました。    


 4.建設技術者を目指す学生に一言


 土木業界の設計は基準等のルールが厳しく、自分が理想とする形状を図面に反映できない場合があります。基準に縛られ自由設計が困難な業界ではありますが、対象の施設にどのように個性や魅力を付け加えるかを試行錯誤する楽しみがあります。「創りたいものを造る」を心掛けることで、実際にそれが完成したとき、考えに考えた1本の線に価値が生まれ、利用者の笑顔に繋がります。


 

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