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 千曲川河川事務所では、現場で活躍する技術者へのインタビューを通じ、インフラ整備への理解や関心向上のため、工事受注者と協働した広報活動に取り組みます。
 管内の各現場の技術者へ、仕事についたきっかけ、仕事のやりがい、現在担当している現場の特徴などをインタビューし発信していきます。

 第20回は、「千曲川長野管内維持工事」の横田さんです。

 
【 千曲川長野管内維持工事 】

  川中島建設(株) 現場代理人 横田さん 
 休       暇  第2・4土曜、日曜・祝日
 就 業  時 間  8:20 ~ 17:00
 休日の過ごし方  ビデオ、テレビ鑑賞


 1.この仕事についたきっかけ

 実家が建設関係の会社を営んでおり、子供のころから間近で見てきて将来自分も建設業に携わり、物を作るという仕事興味を持ったのがきっかけです。

 2.仕事のやりがいを感じるとき


 道路などの構造物は地図にも記憶にも残ります。そんな、仕事に携われるので、そこに、やりがいを感じます。また、工事が完成したときや災害支援活動の際には、地域の方々などにも感謝されることもあります。工事期間中は、キツいこともあり大変ですが感謝の言葉を言ってもらえるとたいへんうれしく思います。


 3.一番大変と感じるとき


 外での仕事になるので天候に大きく左右されます。時には雨や雪の降る中、猛暑の中など厳しい自然環境の中で仕事をしなければならないこともあります。特に梅雨時期の長雨や、台風、大雪には工程にも影響が出てきます。そんな中で工程調整を行いながら工事を進めていくのが大変だと思います。また、本工事のように河川増水時や地震時の河川巡視などを行うためには、気象情報や河川の水位を把握し、夜間休日を問わず人員を招集できるように体制を整えておくことが大変です(地震時は予見できないので特に大変です)。

 4.本工事現場の特徴・安全上の工夫など

本工事は、河川の維持工事です。主な工事内容は、堤防の除草作業、堤防の維持管理、出水時・地震時の河川巡視、災害対策機械(排水ポンプ車、照明車)の出動業務です。千曲川の村山橋(長野市、須坂市)から篠ノ井橋(千曲市)の約18㎞及び、犀川の落合橋から両郡橋までの約10㎞、計28㎞という広範囲を工事範囲としております。

 除草作業の目的は堤防に亀裂、陥没、動物の巣穴などの異状がないか確認します。そのような異常を発見し事前に補修することで、河川増水時の災害を未然に防ぐことにつながっています。


 
  遠隔操縦式草刈機による除草
 
   肩掛式草刈機による除草
 
  台風18号による出水時巡視
 
 台風や梅雨時期の長雨により河川が増水したとき、大きな地震が発生したときは最大4班体制で河川巡視を行い、堤防や河川構造物に異常がないか点検を行います。  
 台風18号による出水時巡視
 
無線機を用いた巡視の事前訓練 
 河川が増水し、洪水が発生した際は災害支援として災害対策機械を出動して支援業務に当たります。昨年の9月に発生した関東・東北の豪雨災害現場(宮城県大崎市)へ出動し災害支援活動を行ってきました。

 また、今年度は、北陸地方整備局主催の【千曲川・犀川総合水防演習】が行われ、その会場準備を当維持工事で実施しました。近年多発する豪雨災害に向けて改めて防災意識を高める機会になりました。
 
 宮城県大崎市への災害支援活動
 

 5.建設技術者を目指す学生に一言


 物を作ることが好きな人にとっては向いている仕事だと思います。自分で段取りしたものが段々と形になっていくのを間近で見ることができるのは物作りが好きな方にとって、たまらない瞬間だと思います。また、本工事のように災害支援を行ったり、災害を未然に防ぐというような、地域住民の生命と財産を守るという仕事に携わることができることは、とてもやりがいを感じられると思います。
 物づくりが好きな人、やりがいを感じたい方は、是非建設業界に足を踏み入れて下さい。



 

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