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 千曲川河川事務所では、現場で活躍する技術者へのインタビューを通じ、インフラ整備への理解や関心向上のため、工事受注者と協働した広報活動に取り組みます。
 管内の各現場の技術者へ、仕事についたきっかけ、仕事のやりがい、現在担当している現場の特徴などをインタビューし発信していきます。

 第4回は、「高瀬川上流部地質調査業務」の小堀さんです。


【 高瀬川上流部地質調査業務 】

  北陽建設株式会社 主任技術者 小堀  さん
 休       暇  土曜、日曜・祝日、夏季休暇、年末年始休暇
 就 業  時 間  8:00 ~ 17:00
 休日の過ごし方  異業種の勉強を始めました


 1.どんな仕事ですか?

 構造物の設計に先立ち、地盤情報を取得するために、地質調査を行います。地質構造や地下水位を確認する機械ボーリング、土の締まり具合を判定するサンディング、基盤深度の調査する弾性波探査、土の物理的性質や力学特性を確認する室内試験などを行います。また、地質調査で得られた資料を基に軟弱地盤技術解析を実施したり、地盤の移動変形調査を併用して地すべり調査を実施したりします。

 2.どんな時に仕事のやりがいを感じますか?


 日本列島は、地質構造は大変複雑で、脆弱な地盤をつくっています。そして、国土に占める山岳地の割合が高いことから、道路は急峻な山地を貫き建設され、維持管理段階でも地質に起因する多くの災害が発生します。災害で通れなくなった地方公共団体が管理する道路の復旧のために調査・設計を実施することが、地域の人々に役立っているのでやりがいを感じます。


 3.一番大変と感じるとき


 地質調査の成果の一つとして、ボーリングで採取したコアを収納したコア箱があります。手で運ぶものの中で最も重く約20kgの重量です。最近では、若手技術者として女性も活躍されていて、何食わぬ顔で運ぶ方もいます。そんなコア箱ですが、最近は重く感じられます。

 4.アピールポイントを教えて下さい


 国民の生命と財産を守るために、これからも社会資本を整備・維持していかなければなりません。そのすべての社会資本に対して、計画から設計・施工・維持管理のあらゆる過程を通して地盤・地質の性質を知り、それに対応する技術が土質・地質コンサルタントに求められています。


 5.建設業を目指す方に一言


 土質・地質コンサルタントとして、土質力学、地震工学および基礎工学についての知識の習得をし、総合的な技術的判断ができるように努力しなければなりません。さらに、実施の工事に関わって経験を豊富にして、適切に判断できるように、河川工学やコンクリート工学の基礎知識も必要になります。したがって、幅広く土木工学の勉強をするようにしてください。



 

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