長野県上田市下塩尻の岩鼻では、農業用水路でホタルの里復活に向けての活動が行われています。この地域では、毎年数千匹ものホタルの幼虫が育てられ、春になると用水路に放流されています。ホタルの生息には、まずそのえさとなるカワニナが育つ環境でなければなりません。水が澄んでいて、ゆるやかな流れがあり、砂利がまじった水辺のあることも必要です。さらに水辺の周辺に緑に茂みがあることも大切な条件です。岩鼻では地域ぐるみでホタルを復活させる努力が続けられており、年ごとにその成果が現れているようです。